「人月の神話」を読んだ
- 作者: Jr FrederickP.Brooks,Jr.,Frederick P. Brooks,滝沢徹,牧野祐子,富澤昇
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いわゆる「銀の弾丸はない」の元ネタ
## メモ
- アーキテクチャの一貫性保つためになるべく少数(できれば一人)でデザインすること
- 一度目はだいたい失敗するので、捨てるつもりで作り、再度作り直すこと
- セカンドデザインは多くの要素を取り込みすぎる傾向にあるので気をつける
- ドキュメントは非常に重要。プログラムと統合された、自己文書化したコードを書くこと
時代の違いもあり、やや現代とは状況が違いますが、
それでもエンジニアリングの本質は変わらないのだということを実感した一冊でした。
「日本のデザイン――美意識がつくる未来 」を読んだ
- 作者: 原研哉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: 新書
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開発中の
では「起業家はアーティストだ」というメッセージを掲げています。
そんな中でアーティストとは何者なのかについてもっと理解したいと思い読みました。
メモ
- 西洋的価値観に基づいたデザインが増えているが、日本的、アジア的な価値観を見直すべき
- 日本的とはシンプリシティとエンプティネス。そして世界でも類を見ない高齢化/人口減少社会
- 阿弥とは芸術を創り、選び、設える人のこと。身分にかかわらず重宝されていた。
フォルシア株式会社からユーザーベースグループのジャパンベンチャーリサーチに転職します
7月末をもって www.forcia.com を退職します
新卒で入社し今までインターン時期も含めると約3年とても楽しくやってこれました。
これまでの感謝と今後への決意を込めて。
フォルシアでやったこと
- 大手旅行会社の検索サイト開発
- お客さんのWeb担当と直接あって話して要件決めて、実装してテストしてリリースして運用まで全部やれました。
- ビジネスモデル上は受託開発ということになりますがいわゆる顧問エンジニアというイメージに近かったです。
- 技術コミッティ(≒CTO室)、開発基盤チームでの活動
- その他もろもろ
- 新卒採用チームでイベント登壇
- ISUCON参加&社内ISUCON開催
- アドベントカレンダー企画
- ハッカソン企画
- DDD読書会企画
- 会社ブログ立ち上げ
とにかく自由にやらせてもらえたなと。
全部がうまくいったわけではないですし、やりきれなかったものもありますが、
それはきっとみんなが形にしてくれると信じています。
ちなみに
- フリードリンク(コーヒー・オレンジジュース・豆乳などいろいろ)&フリーアイス(無限にピノが食べられる)
- ロードバイク通勤OK
- ジム使い放題
- 社員同士の食事代補助(5000円/人を何度でも利用可)
- 年間10万まで自社がつくったサイトで旅行に行ける
など福利厚生抜群で、
最近はリモートワークも始まるなど働く環境も素晴らしいので爆速の検索エンジンを作りたい方はぜひ。
インターンシップの募集もしてます(Rustでインメモリデータベースが書ける!!)
FORCIA Summer Internship 2018:フォルシア株式会社|
なんで退職するの?
転職先である Japan Venture Research やユーザーベースの目指す世界に共感したことが一番です。
自分は
JAPAN CHOICEという選挙のための情報を可視化するサービスを作った - fnwiya's quine
の開発をするなど選挙・政治という分野にコミットしていて、
その原体験は
若者と政治を結ぶ NPO法人ドットジェイピー で出会った政治家たちがテレビや新聞でみるのと違って本気で社会と向き合っている姿勢に惹かれ、
彼らの活動をもっと伝えたい、彼らのような政治家がもっと生まれればと思ったことに始まっています。
政治家と起業家はもちろん違う部分も多々ありますが、
挑戦する勇気を持ち問題に立ち向かう姿には通じるものがあると思い、
そこに自分の技術で貢献したいという気持ちで決断しました。
他には
- 自社サービスであること
- スモールチームであること
- 会った人みんな輝いていてめちゃめちゃ楽しそうだったこと
- ユーザーベースってことはClojure書ける?
などなどいろいろありますが、最後は直感です。
ちなみに年収は下がりますが、
これは現職が恵まれすぎ(もろもろ含めると平均的な24歳男性の3倍ぐらい?)でした。
転職ドラフトを通じての転職でしたが、
最初に金額があることでお互いの期待値ブレることなく話せてよかったです。
次何するの?
先日プレスリリースを出したばかりの新サービスの開発をします。
事前登録受付中ですのでぜひ!!
起業家の挑戦を応援する僕たちが誰よりも挑戦していきます。
例のアレ
みながすなるうぃっしゅりすとなるものをせんとしようと思いましたが、
いわゆるミニマリストというやつで自分の部屋は布団が一枚敷いてあるだけだったりするのでモノよりは
↑のamiのユーザー登録をしてもらえると嬉しいです!会える方はご飯いきましょう!
大学で法律を勉強していた頃はまさか自分が今こんなことをすることになるとは夢にも思いませんでしたが、
どの決断にも後悔はないです。
フォルシアには本当にお世話になりましたし、社員ではなくなりますがこれからも関わりを持ち続けたい人ばかりで、
会社に対してもきちんと恩返しできればと思います。
JVRはプレスリリースもでて、いよいよです。
ジョインが決まってから無理を言ってずいぶん待っていただいたので、
スタートからアクセル全開でいきます。
やっていくぞ。
「Web API: The Good Parts」を読んだ
- 作者: 水野貴明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 大型本
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ちょうどAPIの設計について検討していたので読んだ。
MEMO
「プロダクションレディマイクロサービス ―運用に強い本番対応システムの実装と標準化」を読んだ
プロダクションレディマイクロサービス ―運用に強い本番対応システムの実装と標準化
- 作者: Susan J. Fowler,佐藤直生,長尾高弘
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/09/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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設計・監視・オンコール・ドキュメントなど内容は多岐に渡りますが、各章でまとめのチェックリストもあり、かなりコンパクトにまとまっていて読みやすかった。
メモ
- マイクロサービスの非推奨・廃止について適切な手段を定める必要がある。単純に技術的問題だけでなく社内調整が必要。
- サービス間の依存関係を意識する。依存しているサービスが止まったら自分のサービスはどうなる?
- ドキュメントは非常に重要。どうすれば実態と乖離しないのか。定期的にみんなで見直すタイミングを。
「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」を読んだ
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 作者: 市谷聡啓,新井剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
なかなか本が手に入らず苦戦していましたが、ようやく読めました。読み始めると引き込まれて1日で読み切ってしまいました。
メモ
- アジャイルのいろいろなプラクティスを実践するのも重要だが、一番大切なのは越境する勇気
- 自分は何をする人なのか、何者なのかを確認する
- 振り返りだけでなくむきなおりも大事
- チームはいいぞ
やっていくぞ。
「アンダースタンディング コンピュテーション」を読んだ
アンダースタンディング コンピュテーション ―単純な機械から不可能なプログラムまで
- 作者: Tom Stuart,笹田耕一,笹井崇司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2014/09/18
- メディア: 大型本
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正直ちょっと抽象的すぎてよくわからない箇所が多かったらですが、サンプルコードが多く載っていたのでなんとかそこで補ってました。
一年後にもう一度読み返したい一冊。
チューリングマシン、コンビネータなど大切な概念を改めて確認できました。